週刊アマゾンニュース
vol.026
【1】 インディオ、ポルトセグーロへ集結
【2】 これまでに失われた森林はアルゼンチンの大きさ
【3】 サンガブリエル・カショエイラの祭り
【4】 コカイン67トン押収
【5】 雨・雨・雨
【6】 ボイ・ブンバへ60万レアルの補助金
【1】 インディオ、ポルトセグーロへ集結 22/APR, Porto Seguro
ブラジル全土から約3000名、140部族のインディオを集め、18日からポルトセグーロで行われていたブラジルインディオ組織会議は昨日、緊張状態のまま閉会した。この緊張状態は、インディオ代表団がフェルナンド・エンリケ大統領との会談を公式に受諾するかどうかを決める投票で、会談賛成派のアマゾナス州代表に対し、他部族からなる大多数が会談に反対し、意見が決裂したことから生じた。アマゾナス州代表団は「アマゾナス州はブラジル国内のインディオ保護区の90%、全インディオの60%が集中する地域であり、我々の意見は全体の意見にもっと反映されるべきだ」と主張。「インディオは大統領と対話すべきだ」と主張するアマゾナス州マクシー族のジョゼ・アダルベルト氏に対し、対話拒否派のバイーア州パタショー族の副酋長ナイルトン氏は「対話に応ずることは、我々が反対してきたブラジル発見500年の公式行事を認めることになる。我々は政府からの招待を受けてここに集まったのではない。我々の問題を世界にアピールするために集まったのだ」と引かなかった。この決裂状態は、ブラジル発見500年公式記念行事へインディオ代表団を参加させたい実行委員側にとっては朗報との見方もある。会議は最終日に連邦に対する20の要求事項を読み上げて閉会した。最初に挙げられた事項は「ブラジル連邦共和国憲法で明記されているインディオの権利の保証を実行に移すこと」だった。
【2】 失われた森林はアルゼンチンの大きさ 18/APR, BrasiliaWWFが昨日ブラジリアで発表した調査結果によるとブラジルはこれまでに275万平方キロ、ほぼアルゼンチンの面積と同じ面積の森林を失っていると言う。内訳としてはマッタ・アトランチカはその93%、セラードは50%、アマゾンは15%を既に失っている。その他の環境に対するダメージとしては金の精製にこれまで100トンの水銀が使用されていると言い、環境破壊の罪は全てこれまでのブラジルの搾取的経済サイクルにあると指摘。例えばパウ・ブラジルという染料のもとになった木は1世紀に満たない期間に全て切り尽くされたし、またブラジルの気候下では日陰を必要とするコーヒーやカカオ栽培のために、(当時は熱帯農業に関する十分な研究がなされていなかったために)本来切られなくても良かった森林が伐採されたりと、ポルトガル人が上陸当初に犯した間違いは現在になっても正されていないことが手厳しく指摘されている。
【3】 サンガブリエル・カショエイラの祭り 19/APR , S.G.Cachoeiraマナウスから約850キロ西方の街、サンガブリエル・ダ・カショエイラで、今年で第五回を数えるフォルクローレ・フェスティバルが開催され、一日平均約7000名を集め盛況のうちに今日閉幕する。最初の3日間はトゥッカーノ・バニウア、ヤノマミ等の部族の踊りが披露された。同市長のアミルトン・ガデーリャ氏は「この祭りはもともとインディオ保護区画定のための闘争の一形態として始まったが、今日では民族文化の強化プロセスとしての意味合いが濃くなった。これはフォルクローレ・フェスティバルでは無く、生(せい)の儀式だ」とこの祭りの意義を説明する。人口の実に95%がインディオというこの地でのフォルクローレ祭りは、パリンチンスの祭りに比べより土着的要素が強いことが特徴だ。
【4】 コカイン67トン押収 21/APR, Anama農民ダグマール・ノゲイラは自宅そばの丸太の中に67トンという大量のコカインを所持していた罪で現行犯で逮捕された。これは最近2年間で最大の押収量。ダグマールは当初これらの白い粉が粉石けんだと思い込んでおり、近くの警察に届けようと思っていたが、麻薬中毒の隣人(17歳)からそれがコカインで、高く売れることを知らされ、生活苦からその隣人に5包を渡した。隣人はその包みをマナウスで売り飛ばした金で豪遊し、ダグノールにはまだ支払っていなかったという。警察は麻薬組織が丸太に隠した大量のコカインがまだ付近にあると疑っており、調査を進めている。
【5】雨・雨・雨 20/APR, Manaus昨日マナウスは7時間にわたる記録的な大雨に見舞われ、多数の市民が被害にあった。ちょっとやそっとの雨量ではびくともしない熱帯雨林の街マナウスだが、このような極端な大雨に対する無力さを露呈した形だ。この日の雨は朝7時から午後2時まで続き、気象学上で大雨と言われる70mmを大幅に上回る153,2mmを記録した。ちなみにこの雨量は1967年の180,8mmに続く大雨。
【6】ボイ・ブンバへ60万レアルの補助金 21/APR, Parintins連邦文化省はパリンチンスのボイ・ブンバフェスティバルで争うガランチード、カプリショーゾ」両チームへそれぞれ12万5千レアル(約7万ドル)を援助することを決めた。これでスポーツ観光省からの10万レアル(それぞれへ)、観光公社からの7万5千レアルを含めて総額60万レアルが連邦から援助されることになった。ブラジル観光公社のカイオ・カルバーリョ総裁は「パリンチンスは今のブ
ラジルでもっともエキゾチックな観光商品だ」とべた褒め。またスポーツ観光省のラファエル・グレッカ大臣は今年6月から10月までハノーバーで開かれるロンドン世界観光見本市への両チームの派遣を約束する等、ブラジルが国レベルでこのフォルクローレ・フェスティバルに期待をかけていることが分かる。