週刊アマゾンニュース

vol.034

 

【1】 ボイブンバ、フェスタへ向け加熱中

【2】 ソリモンイス河でタンカー沈没

【3】 アマゾンのストリートチルドレン

【4】 アマゾンの生物資源開発、契約に待った

【5】 木材業者、IBAMAのお役所仕事に抗議




【1】  ボイブンバ、フェスタへ向け加熱中 17/JUN, Manaus

アマゾン流域最大のフォルクローレフェスティバル、ボイブンバ(牛祭り)開催まであと二週間、マナウスでは毎週末「CURRAL(=畜舎)」と呼ばれる会場での青赤両組によるウォーミングアップが加熱している。今週末はサンパウロから、「カーニバルの花」としてブラジルで全国的に有名なバレリア嬢もこの練習を見学にマナウスを訪れ、本番前の仕上げの練習に花を添える。バレリア嬢は6月末にパリンチンスで行われる本番にも公式に招待を受けているとか。



【2】 ソリモンイス河でタンカー沈没 15/JUN, Manacapuru

アマゾン河口で今年二月に起こったタンカー沈没事故はまだ記憶に新しいが、ここマナウスから80キロのマナカプルー市沿いを流れるソリモンイス河でも先週日曜日夜中、3万リットルのガソリン、軽油を積んだタンカーが沈没していたことが今日分かった。荷主のペトロブラス社はリオデジャネイロから専門家を呼び、沈没したタンカーを探索すると共にオイル漏れの有無を調査中。ペロトブラス社によると、現在までのところオイル漏れは認められないとのことだが、付近住民からは事件後大量の魚の死骸が出現しているとの証言もあり、確かなことは分かっていない。また沈没したタンカーはまだ発見されていない。付近の、時速13キロと比較的早い水流で流されながら沈没したと見られている。



【3】  アマゾンのストリートチルドレン 12/JUN , Manaus

貧富の差が激しいブラジルでは、どの大都市でも路上を生活場所とするストリートチルドレンが存在するが、アマゾンの大都市マナウスも決してその例外では無い。空腹を紛らわせ、夜の肌寒さをしのぐために接着剤を吸引し、コカインを吸う彼らが身ごもる子供の100%が重度の呼吸障害を持ちながら産まれてきているというショッキングなデータもある。市役所の調査に寄ると、マナウス中心部には約200人のストリートチルドレンが生活し、そのうちの約20%、51名が女性、さらにそのなかの13名が妊娠しているという。彼女たちはほぼ例外無く性病を持ち、また妊娠中も接着剤の吸引やドラッグから離れられず、障害を持って産まれて来たり、産まれてきても直ぐに死んでしまうケースが殆どと言われる。



【4】  アマゾンの生物資源開発、契約に待った 15/JUN, Brasilia

(一部既報)アマゾン生物的多様性持続利用協会(バイオアマゾニア)とスイスの製薬会社NOVARTIS社の間でアマゾンの生物資源開発に関する技術協力契約が結ばれようとしていたが、同協会の技術顧問であるスパルタッコ氏が秘密裏に結ばれようとしていた契約の不当性を告発した。この契約内容を巡り、専門家は「アマゾンの生物資源の国外持ち出しや独占的開発に繋がる」と批判を強め、サルネイ・フィーリョ環境大臣は「契約は無効」と発言するなど混乱を極めていたが、昨日連邦下院のアマゾン・地域開発委員会で公聴会が開かれ、両社は契約の内容を再検討することで合意した。環境省も契約締結そのものには前向きな態度を示した。環境省アマゾンコーディネート局のマリー氏は「折角の契約を台無しにはしたくない。適切な形で正式に契約を結び、アマゾン生物資源開発、生物資源商業化のパイロットプロジェクトとしたい」と述べた。バイオアマゾニア社は、経営顧問に環境省の人間を置いているが、全員の顧問の承認を得ずに契約締結を急いだ勇み足だった。



【5】  木材業者、食い上げ状態に抗議デモ 16/JUN, Tome-Acu

ベレンから約300キロのトメアスー市で昨日、木材業者や市会議員、学生やカトリック教会代表者までもを含む5000人による大規模なデモが行われ、近隣の市とをつなぐ州道140号線が5時間に渡って閉鎖状態となった。このデモはIBAMA(天然再製資源院)に対する抗議デモで、森林開発の許可取得に必要な証明書類の発行が遅れに遅れていること、また多くの「持続可能な開発プロジェクト」が承認されずにペンディングになっていることへの不満が爆発した形だ。パラー州には約800の森林管理プロジェクトがあるが、現在IBAMAによる承認に関する再チェックが行われており、許可がでるまでの間、これらのプロジェクトは全面的にストップしている。トメアスーにはこのうち50のプロジェクトがあり、木材が主要な産業であるトメアスー市にとっては大きな打撃。同地木材業者組合のジャルデシー氏は「このお役所仕事は我々にとってはテロリズモも同然で、不当な暴力をもって我々の仕事を奪っている。製材所には材木が全く無くなり、既に1200人の従業員を解雇せざるを得なかった。」と憤っている。


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