週刊アマゾンニュース

vol.039

 

 

【1】 インディオのオリンピック本日閉幕

【2】 マナウスで米州国防会議

【3】 ガリンペイロ、首都でデモ

【4】 マットグロッソでインディオ臨戦体制

【5】 環境白書 最新版から

 

 

【1】  インディオのオリンピック本日閉幕 21/OCT, Maraba

今週日曜日からマラバーで行われていた第3回インディオ体育祭は今日21日閉幕する。15日に行われた開会式には5000人以上の観客が訪れ、ペルーインディオの竹笛による国家演奏、各部族の舞踊デモンストレーション等が行われた。開会式の最後、シングー系のインディオの踊りには観客席からも多数が飛び入り参加、ハクジン・インディオが入り乱れ、思いがけぬ異文化交流の場となった。

 

 

【2】 マナウスで米州国防会議 17/OCT, Manaus

南米、カリブ32カ国の参加する国防相会議が17日から20日までマナウス、トロピカルホテルで行われ、各国の外交軍事問題・地域協力などの他、コロンビアの麻薬密輸、ゲリラ問題などが議題となった。中東問題の解決のため急遽17日のみの参加となった米国防相コーエン氏もフェルナンド・エンリケ伯大統領と会談した。

 

 

【3】 ガリンペイロ、首都でデモ 17/OCT, Brasilia

昨日約800名のガリンペイロ(金掘り人夫)が連邦首都ブラジリアの国会前に集結、ガリンペイロとしての3つの権利を主張するデモを行った。彼らの主張は、「パラー州セーラ・ペラーダ金山での金掘りを禁止する大統領令の凍結」、また「セーラ・ペラーダ地区での残余金の商業権を不当に主張する連邦経済公庫相手の訴訟プロセスの迅速化」、「ガリンペイロが、リタイヤ後年金を貰えるようにするガリンペイロ規約作成の早期実現」の3点。

 

 

【4】 マットグロッソでインディオ臨戦体制 18/OCT, Campo Grande

昨日パラグアイ国境に近い南マットグロッソ州南部で、グァラニ・カイワース族のインディオ約500名が臨戦体制に入った。彼らは1年4ヶ月前からサンタマリア牧場約450ヘクタールを占拠していたが、昨日連邦裁判所から退去命令を受けとった。「退去命令に従わない場合は政治的権力によって排除する」との通達を受けた同部族は来る武力行使に備えて武装、臨戦体制に入った。同牧場のオーナー、ヨシ・オーサコ氏(日系人と思われる)は「合法的に取得し、連邦裁判所でも認められた土地で、インディオの土地では無い」と主張。これに対しインディオ保護基金は「牧場はもともとグァラニ・カイワースの土地だったものが、ハクジンの入植過程でインディオが追い出されたものだ」と譲らない。

 

 

【5】 環境白書 最新版から 21/OCT

昨日、ベルギーで世界自然保護基金(WWF)によって発表された環境白書では、160カ国における環境破壊が総合的に比較されており、ブラジルは全体的な環境破壊では64位、漁業資源開発では85位、二酸化炭素排出では86位と、意外に低い「環境破壊度」だが、これが森林減少では19位、天然地から牧草地への変換では26位へと「躍進」する。また現時点では、古くから環境破壊が進んでいた北半球よりも、近年になって進んでいる南半球での環境破壊がより顕著であると指摘。一方で北半球での天然資源消費は南半球のそれの約4倍にも上っており、これは言い換えれば南半球のブラジルのような国は北半球の消費レベルを保つために自国の環境を破壊しており、それが自国の生活レベル向上に全く寄与していないと述べ、「もし世界の全ての人類がアメリカ、ドイツ、フランスの中産階級レベルで天然資源を開発すれば、地球が2つ必要になる」と先進国の過剰消費に警告を発している。

 

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