週刊アマゾンニュース
vol.050
【1】アマゾン天然ゴムのコンドームはいかが?
【2】 5千万haの土地登記キャンセル
【3】 インディオの遺跡破壊される
【4】 巨大魚釣りへの誘い
【1】 アマゾン天然ゴムのコンドームはいかが? 08jan, Rio Branco
ブラジルアマゾンの極西部、アクレ州は州内で採れる天然ゴムから作るコンドームの試作に成功した。当初アクレ州は天然ゴムコンドーム工場建設のため、世界銀行からの1千万ドルの融資を受けるべく動いていたが、なかなかまとまらない話に業を煮やし、バイーア州の企業と提携、まずは2万箱の試作品を製造した。試作品は国会において有力政党のリーダー達に配られ、世銀の後押しを頼む作戦とか。試作品の質は上々で、某多国籍企業の一流品と品質的に遜色は無いとのこと。
【2】 5千万haの土地登記キャンセル 12jan, Manaus
農地開発大臣ラウル・ジュンギマンはマナウスを訪問、州知事を始め関係者と会見し、土地の不正登記摘発への協力を願いでた。広大な土地を抱え、都合管理も曖昧になり勝ちなアマゾン地方では、登記吏を抱き込んだ不正土地登記が横行しており、なかでも悪名高いファウビ・サライバ氏にはアマゾナス・アクレ両州にまたがって1000万haの土地の不正取得の疑いがかけられている。この動きを受け、アマゾナス州裁判所はとりあえず320万ha分の登記を無効とし、また今後30日以内に更に全体で5千万ヘクタールの土地登記を無効とすることを決定した。これは実にブラジル最大の面積を誇るアマゾナス州全体の25%の面積に相当する。
【3】 インディオの遺跡破壊される 12jan, Manaus
先史時代のものと見られる土器約300点が、マナウス市シダージ・ノーバ区の州住宅公社による公営住宅建設地で整地中のブルドーザーによって破壊されていたことが分かった。同地は現在立ち入り禁止となっており、整地作業も中断されている。破壊された300点の土器はインディオの骨壷と見られ、同地が今までに発見例の無い広大なインディオの墓地であった可能性が高く、民俗学上の貴重な発見につながると見られている。同地には様々な時代の莫大な量の土器が出土する可能性があり、国立歴史遺産院はサンパウロ大学へ研究者グループの派遣を要請した。因みに同地はアマゾン河本流やイガラペー(小川)から離れた高台のうえにある。
【4】 巨大魚釣りへの誘い 13jan, Belem
ピラルクー、タンバキー等のアマゾンの大型の淡水魚は固体数の減少が危惧されており、特にアマゾン中流域では産卵期の漁は固く禁じられている。でも、もしピラルクーがスポーツフィッシングの対象になったとしたら・・・。釣りキチには夢のような話だが、この夢を実現できる場所がアマゾン河下流にある。その昔、博物学者のウォーレスが生態調査に訪れたというメシアナ島はマラジョー群島の北部、赤道直下に位置する。この島で約5年前から営業している「マラジョー・パークリゾート」というエコリゾートはこの島の約半分の面積を占める巨大な敷地内に1流ホテル並みの宿泊施設等が完備されている。同地はホテルオーナーの私有地で、さながらプライベート・サンクチュアリ。動物層は非常に豊かで、ピラルクーやレッドテール等の巨大魚もわんさか。水位が下がり、生息面積が減少する8月末くらいがベストシーズンだが、1年を通して釣りは可能。ピラルクーだと大きいものは2m、小さいものでも1m、フライでもいけると言う。ベレン発、3泊4日のパッケージがセスナ代往復を入れても一人約600ドルからとお手軽なのも魅力だ。百聞は一見にしかず。下の写真を見られたし。
写真1:体長なんと2,7mのピラルクー。思わず息を呑むデカサ
写真2:ルアーにがんがん食いついてくるそうです。これはまだ小さめ