週刊アマゾンニュース
vol.054
【1】 ワニ人間を襲う
【2】 コロンビアのなまず密輸
【3】 出ましたダイヤモンド
【1】 ワニ人間を襲う 14feb, Estado do Amazonas
アマゾナス州ではここ最近立て続けに2回、人間がワニに襲われる事件が続いた。アマゾン研究院のロニス研究員によると、増水期にあたるこの時期は固体が散逸し、ワニが人間を襲うことは稀。またワニの個体数がここ数年劇的に増加しているのは事実だが、通常ワニは魚を主食としており、個体数が増えすぎると共食いをすることでコントロールする習性が知られていることからワニの増加が主要因とも考えにくく、人間の側に原因がありそうだ言う。「先週金曜日のケース(コダジャス -マナウスから240キロ- で農業従事者アメリコさんが5mのワニに腕を食い千切られた)は、河の真ん中でワニと行き会ってしまい、驚いたワニに偶然襲われたと考えられ、また土曜日のケース(ノーバオリンダ・ド・ノルテ市 -マナウスから140キロ- の小川でエウド君12歳がワニに襲われ死亡)では、明らかに不適切な場所で水浴びしていたのが原因と考えられる」という。同氏は「一部ワニが異常繁殖している地域があるのは事実だが、長期的視野を持って個体数管理していくことが必要で、政策無しにラジカルに駆除し、絶滅を招くようなことは避けなければならない」と警告している。
【2】 コロンビアのなまず密輸 13feb,Leticia
アマゾン河の代表的ななまずであるスルビン、ジャウーなどが、これから15年以内に絶滅する可能性があるという。これは、毎年1万5千トンの魚がコロンビアの業者によって密輸され、ヨーロッパ、アメリカの市場へ流れている事実から導き出された試算。国境付近のブラジル側の港には大型冷凍トラックが何十台も待機しており、水揚げされた魚はコロンビア側のレティシアへ持ち込まれる。「白昼堂々と、当たり前のことのように、ですよ」と憤るのはINPA(アマゾン研究院)副所長のヒロシ・ノダ氏。ソリモンエス河流域の住民の7割以上が漁業に従事しているが、このうちの大半がコロンビア側からの安定した仕入れを頼っているといわれ、中にはコロンビア側が冷凍施設等の投資を無償で行っているコミュニティーもあるという。ブラジル連邦警察は、魚の密輸ビジネスが麻薬絡み資金のマネーロンダリングの温床となっていると見ており、調査を進めている。
【3】 出ましたダイヤモンド 14feb, Espigao do Oeste
連邦警察、IBAMA(天然再生資源院)、FUNAI(インディオ保護基金)はロンドニア州南西部エスピゴン・ド・オエステ市(ポルトベーリョから約500キロ)から80キロ地点にあるルーズベルト・インディオ保護区へ通ずる道を全て閉鎖した。同保護区では最近大規模なダイヤモンド鉱床が発見されており、保護区とダイヤモンド鉱床の両方を保護する目的からだという。同地付近には既に一攫千金を狙うガリンペイロ達が約2000人詰めかけている。