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ベレン近郊を歩く

ベレンから...
すぐ:

ベレン近郊にはイガラペー(Igarapé)と呼ばれる小川が無数にあります。レストランが併設されていてちょっとしたレジャー施設のようになっているものから、地元の人達が洗濯や水浴びをしにくるような所まで千差万別。森の中の日陰を流れてきた小川はひんやり冷たく、意外にも奇麗に透き通った水中には熱帯魚や亀が出現します。ちなみにピラニアはいません。気分良くビールを飲んで、暑くなったら一泳ぎして火照った体を冷まし、泳ぎ疲れたら木陰のハンモックでうたた寝、なんて如何ですか?アマゾンならではの贅沢です。

15キロ地点:

車で約30分、アナニンデウアというベレンの衛星都市にあるのが「霊長類研究所(Centro dePrimatas)」。日本でいえば犬山モンキーセンタ ーにあたるようなこの施設、ブラジル厚生省、保健省の管轄機関で、エバンドロ・シャーガス熱帯病研究所の敷地内に位置します。もともとは熱帯病研究の生体材料としての霊長類の繁殖が目的でしたが現在は絶滅に瀕した種の保護に重点が置かれています。あくまでも研究機関ですが、98年末より一般にも開放しています(火・木曜日のみ)。活動紹介ビデオ鑑賞のあと、専属獣医さんの案内でアマゾンの希少種を見学できます。現在のところ入場無料。

20キロ地点:

イコアラシーという古い港町は、マラジョー焼きの窯元の町として有名。図鑑でしかお目にかかれないようなマラジョースタイル(マラジョー島)・タパジョースタイル(アマゾン河中流サンタレン近郊)の焼き物のレプリカ、またオリジナル模様の焼き物が廉価で購入でき、ブラジル国内なら実費で梱包、郵送を代行してくれます。

 同町の、観光客にまだ知られていない秘密のポイントは「クロコダイルサファリ」。ベレンに住む医者が趣味で始めたワニの養殖が高じていまやエコロジーパークに。園内には汽水域特有の植生であるマングローブ密集地帯や原生林があり、またワニの養殖沼の他にも、オウムや鷲、獏、アリクイ、アマゾンかわうそ、オセロット等、ブラジル環境保護院が不正業者から没収した野生動物を保護しており、それらの動物と間近で対面できます。

 

40キロ地点:

車で約50分、サンタバーバラという町の外れにあるのが「群馬の森」。えっ、アマゾンに群馬?と驚くなかれ。ここはなんと約540ヘクタールもの手付かずの原生林。92年に行われたリオ環境サミットに触発された形で、北伯群馬県人会(会長・岡島博)が中心になって群馬県、群馬県人、民間企業へ働きかけ基金を募り、ベレンからほど無い同地に残っていた原生林を買い取ったもの。宿泊施設を伴うビジターセンター、資料展示室、研究室等があり、パラー連邦大学はもとより世界中からの学生、研究者を受け入れる準備が整っています。事前に連絡があれば、一般の記念植樹も可能。

60キロ地点:

車で約1時間、上記「群馬の森」を通りすぎてしばらく行ったところにあるモスケイロ島。ここには13のビーチがあり、週末のベレンっこの日光浴のメッカ。ビーチとはいってもここはまだ河なわけで、水は真水。ただ、河口からまだ150キロあるとは言うものの、水平線の向こうに陸地は見えず、波があってボディーボードをやる少年がいたりと、気分は全く海。ビーチというのは海のこと、砂浜というのは海にあるもの、という我々の常識を覆す水浴場です。

200キロ地点:

車で約3時間のところにある街、トメアスー。ご存知のかたも多いと思いますが、ここは日本人アマゾン移民が最初に入植して作った街。その苦渋に満ちた移民史は角田房子著「アマゾンの歌」や山根一眞著「アマゾンで日本人はガランチードと呼ばれた」からも知ることができます。もっともこの街の人たちはそんな苦労を全く感じさせない、明るくホスピタリティーにあふれた方たちで、日本からのホームステイ・ファームステイ等も受け入れており、(ATSにて予約可能)貴重な交流体験も可能。また、トメアス日伯文化協会を尋ねると、敷地内に建設された「移民資料館」の見学が可能です。

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