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【1】ブラジル森林保護法改正によるアマゾン環境危機
(www.codigoflorestal.com.br)
ブラジル連邦議会ミシェレット議員と国家農業連盟(CNA)にによってに率いられる農業経営者圧力団体は、森林保護法改正を1999年より提案しており、今月4日には新改正案の国会採決が決まった。 ブラジル森林法令は1965年に発行され、今日の国家土地利用の基盤となる法令としてブラジル全土の森林、マングローブ、草原地帯の保護と利用を規制する。 大地主である農業経営者は森林法令改正による農牧地利用面積の拡大が目的であり、改正はブラジルの経済発展に必要不可欠と主張している。 1999年始めに提出された改正草案の一部は、アマゾン私有地での森林伐採許容限度を20%から50%に引き上げるという内容のものであり、ブラジル社会からの強い反対によって国会での採決には至らなかった。
ところが今年4月、圧力団体は99年草案をもとにした改正版を書き上げ、その内容は99年草案よりもさらなる環境への悪影響が予測されることから論争を呼んでいる。 ミシェレット議員による新提案はアマゾン地区私有地において150ヘクタール以下の森林地帯の60%、および熱帯雨林と生物多様性の高い草原地域を結ぶ森林地帯の50%における森林伐採を許可する内容だった。 改正賛成派はこれらの伐採許可地帯を環境経済地区と呼ぶことにより開発にともなう森林破壊の正当化を図っている。 また、改正案には過剰伐採によって土壌の生産性が低下した場合、他森林地帯への農地移転を認める内容も含まれる。 これによって、農業開発に有益とされる肥沃な土壌地帯での森林伐採が助長されるため、環境破壊への懸念から根強い反対が続いている。
新改正案は、牧畜および大豆や綿の単一耕作はブラジル経済発展にとって必要不可欠であるという前提に基ずいており、、この主張は世界銀行とイマゾン(アマゾン人間環境研究所)による共同研究によって反証されている。 この研究によると、アマゾン地区で農牧業に有益な土地はわずか17%に過ぎず、この地区のやせた土壌と多雨は、伐採や耕作によって起こる土壌生産性の低下を加速する。
2000年にグリーンピース、社会環境団体(ISA)、ブラジル世界自然保護基金(WWF)といったNGO団体とサンパウロ州新聞社によって行われた世論調査によると、 80%のブラジル人回答者はアマゾン森林地域削減に反対しており、 ミシェレット議員の森林保護法改正案に賛成する議員候補者には投票しないと答えた。 また2001年に行われた他の世論調査では、20ミリオンにおよぶアマゾン地区住民にとって、アマゾンの森林保護は地域社会における最優先事項であり、69%の回答者は自然保護より開発が優先されるべきでないと答えた。
環境保護考慮しない森林法令改正案を再び却下するために、複数の非営利団体がSOS森林運動を今年4月に開始し、環境破壊をもたらすであろうミシェレット改正案に対する異議申し立てと現在の森林法令の維持を呼びかけている。
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