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                                             Vol.062
 
今週のニュースは...

【1】マホガニー伐採に無期限禁止令
【2】非営利団体POEMA、アマゾン天然繊維で紙作り
【3】連邦警察に環境犯罪部発足

【1】マホガニー伐採に無期限禁止令

IBAMA(国立環境再生院)はマホガニーの運送、森林利用、販売を全面的に禁止する無期限禁止令を発表し、この法令はブラジル全土に適用する。国際市場にて高額な取引が保証されるマホガニーは絶滅の危機に瀕しており、世界唯一のマホガニー保護地区であるシング−河地域では近年、違法伐採が問題となっていた。

これと同時に、非営利団体グリーンピースは『共犯者〜マホガニーの違法伐採』と題された18ページの調査書を法務省長官とIBAMAパラ州本部に提出した。 これは過去2年間にグリーンピースが独自に行ったマホガニー違法伐採に関する調査をまとめたもので、伐採地、取引額、企業名が載せられている。 団体のキャンペーン目的は、今回の伐採禁止令を適用することで商業目的の違法伐採をなくし,また維持可能な森林利用を実現することである。

これに対し、IBAMAパラ州本部顧問であるメルガソ氏は、調査書の内容はすでに熟知しているが、職員不足のために問題解決が難航していると話している。また、他の連邦政府関連機関と比べて、IBAMAの人員補強が遅れていることは疑問であり、理想の職員数は現在の300人をはるかに超える2500人であろうと述べた。

また、法務長官はIBAMAによる調査結果を待ち、その後、今後の対応を決める予定であると話している。そして、様々な策略を利用して法的責任を逃れる『容疑者』に罰則を課すことは難しく、グリーンピースから提出された調査書にある違法伐採企業を証拠不在の理由で責任追及ができないことは残念であると述べた。

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【2】非営利団体POEMA、アマゾン天然繊維で紙作り

パラ連邦大学(UFPA)と提携している非営利団体POEMA(アマゾン貧困環境プログラム)が、アマゾンに自生するクラウアという植物の繊維を利用して製紙事業を開始した。当事業は環境保護への意識が高まる今日、天然繊維を利用して作られた商品への注目が高まる欧米市場への輸出に向け,現在、技術の実験段階である。またPOEMAによると、日本もアマゾン産天然繊維商品の輸出が期待される市場の一つである。日本から技術者として事業に加わっているカナザチ・ジュンペイ氏は、ジュートに似たクラウア繊維を使い、多様な製品化を目指した耐久性の高い紙を作るための技術を提供した。当氏はクラウアのほかにも、アサイ椰子、ムムラナ、ココナッツ椰子、グラシャマといった地域に生息する5種を天然資源利用商品としての製品化が期待される植物として挙げた。事業第一期の出資総額は7万レアルとされている。


【3】連邦警察に環境犯罪部発足

ブラジル連邦警察は今月発足される環境保護を専門とした新組織の結成を前にして、オペレーションを開始した。 これにより、密輸された魚1トンと原住民保護地区にて違法伐採された4千本の丸太がすでに押収されている。

この環境犯罪対策部はIBAMAとの協力体制のもと、主に天然資源の無断搾取や遺伝子交換の取締りを目的としている。今日ブラジル北部においては、原住民保護地区への違法侵入、先日IBAMAによって伐採禁止令が通告されたマホガニーの国立森林保護地区における違法伐採、パラとマトグロッソ州境付近での鉱石採取作業による河川の汚染が環境問題とされており、環境犯罪対策部が今後取り扱っていく予定である。 

 

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