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 Vol.068
 
今週のニュースは...

【1】政府職員、違法ダイアモンド採取と原住民迫害行為で起訴される
【2】チコ・メンデス暗殺事件から13年、新たな証言により捜査再開
【3】マングローブ森林地帯で珍レースの開催〜百人が泥沼競争に参加

【1】 政府職員、違法ダイアモンド採取と原住民迫害行為で起訴される
    (O Liberal 12月29日)

ロンドニア州にてFUNAI(国立インディオ保護基金)、IBAMA(国立天然資源再生院)の職員計5人がシンタ・ラルガ原住民の住むルーズベルト保護地区にて違法ダイアモンド採取および原住民に対する暴行行為を指揮したとして起訴された。連邦警察とFUNAIの調査書によると、これら職員は約10件の拷問と4件の殺害事件に関して責任が問われている。

FUNAIによるとブラジル中の原住民保護地区で今日ルーズベルト保護地区は違法鉱石採取者の舞台となっている。このケースに関する捜査は3ヶ月前に始まり、すでに最終段階に入っている。被告はダイアモンド採集に必要な機械と人員の保護地区への出入りを許可することにより、R$1万からR$1.8万を徴収していた。許可証明は30日間有効で、有効期限が過ぎると採取業者は更新または立ち退きを求められた。これに加え、ダイアモンド売上価の30%の支払いを要求していた。被告によって徴収された利益の30%は原住民酋長への賄賂として支払われた。また、被告はガリンペイロと呼ばれる鉱石採取者に機械、燃料、食料を提供していた。

FUNAIのインディオ財産・環境局セナ局長によると「これまでの捜査から組織的犯罪行為とみなされている。原住民保護地区での違法鉱石採取業には強力な組織と多額の資金が必要である。緻密に構成された組織のみがこのような計画を実行できる」と述べた。

1.425ヘクタールにおよぶルーズベルト保護地区には約1千人のシンタ・ラルガ原住民が住んでおり国内でダイアモンド埋蔵量の最も多い一地区であることで知られている。告発を受けた一人、ペロン被告は1ヶ月にR$1.2ミリオンを受け取り、連邦警察は当被告による証言により初めて地区のダイアモンド採取業がこれほどの利益を生むことを知った。


【2】チコ・メンデス暗殺事件から13年、新たな証言により捜査再開
     (O Liberal  1月2日)

1988年12月、アマゾン西部のアクレ州でセリンゲイロ(ゴム樹液採取者)の運動を指揮していたチコ・メンデスが暗殺された。殺害を実行したとされる犯人と、その父親であり暗殺を企てた農場所有者が19年の有罪判決を受けた。ところが13年経った最近になってアクレ州政府は事件捜査の再開を発表した。捜査再開のきっかけはペスコアル元下院議員派と接触のある者による他の人物の事件への関与の証言であった。

チコ・メンデスはダルリ被告人と他の農場所有者が、地区の主産物であるゴム樹液とブラジルナッツの採取をしながら、自然資源の再生能力を破壊することなく自然環境と共存生活を続けていた貧しい者の生存力を脅かしていると訴えていた。

ペスコアル元下院議員は昨年、麻薬取引と殺人集団軍人に関与し職権を失った。この元議員と接触のある軍人がチコ・メンデスの暗殺はリオ・ブランコで計画されたことを告白し、この事実はすでに州警察に知られている。新事実は、暗殺グループがチコ・メンデスを殺害するために2名の軍警察官をシャプリに送っていたことであり、奇妙なことに、これら2連邦警察官は暗殺事件の数ヵ月後に死亡している。証言の中でこの情報提供者はペスコアル元下院議員と直接接触のある他の人物が暗殺計画を企てたと述べた。この元議員は現在連邦政府の重犯罪刑務所に服役中である。アクレ州の元政治家、農場所有者の証言をもとに新たな事件捜査が行われるが、「これはすでに有罪判決を受けた2犯人の無罪を意味するわけではない」と検察官は述べている。


【3】マングローブ森林地帯で珍レースの開催〜百人が泥沼競争に参加
    (O Liberal  1月2日)

カリンボダンスの発祥地として知られるマラパニン地区ではマングローブ森林に囲まれた泥地を駆け抜けるという無名で、風変わりなレースが行われた。この「Enduro Samutama」と呼ばれる大会は6日間にわたる地区のコミュニティープロジェクトの目玉イベントとして行われ、学生、漁師、泥がに漁師、地元住民数百人が訪れた。レースには百人以上が参加し、優勝者、準優勝者にそれぞれR$500、R$150が賞金として贈られた。

このレース開催はカランゲージョとよばれる泥がにをはじめとした甲殻類動物が生息し、また数百種の魚の産卵そして餌場となるマングローブ森林地帯の環境保護を目的として行われた。参加者は旅行者によって投げ捨てられたゴミを拾い集め、数十トンのプラスチック、ボトル、空き缶が回収された。イベントはマルダ地区の海岸で行われた年末フェスティバルとともに幕を閉じ、4万人がカリンボグループによるダンスを楽しんだ。プロジェクト開催者は、このイベントがカリンボをはじめとする地元伝統文化や、自然環境の保全への意識を高めるきっかけとなることに期待を寄せている。

 

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