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【1】アマゾンの若きチャレンジャー〜植物油脂製造業で地域の発展に貢献
(Forbes
Brasil Oct. 24, 2001)
世界がアマゾンの天然資源を用いた商品づくりに注目し始めたのは今日最近の出来事ではない。過去数十年間、多くの研究者が自然豊かなアマゾンの開発を夢見てその地を踏んだ。ところが、アマゾンでの事業は多くの困難を伴うものであり、河川沿い集落の採取を中心とする生活様式、船舶による物流、熱、雨、マラリアといった不利な条件の中、一定の生産量を確保しつつ品質と安定した価格を保証することは困難であった。
このような条件のなか、1995年に当時若干21歳であったマックス・ヤマグチはBrasmazon社を設立した。ベレン市近郊アナニンデウアにあるこの会社では、アンヂロバ、クプアス、ブラジルナッツ、ウクウバ、コパイバ、ムルムルといった種子や果実から油脂を抽出、製造している。これらの油脂には保湿、薬用効果があり、健康商品、化粧品の原料として用いられる。会社の設立にはマックスの父親であり、デンデ椰子油の製造者であるツヨシ・ヤマグチがUS$2百万を出資し、マックスの連邦パラ大学研究室時代の友人ルイス・モライスとビトーリオ・ソウザとのパートナーシップによりはじまった。ところが当時、市場でのアマゾン油脂生産業の評判は悪かった。集落で抽出された油脂を買い付けし市場で売るブローカーが、契約の生産量をまかなうために他の油脂を混合するなどし、信用を傷つけたためだった。会社設立は91年に提案されたが、実現には4年の準備期間を要した。アマゾンをよく知るモライスが地域の抽出可能な植物の地図づくりのため森林を探索する中、ソウザは抽出作業を行うための機械を開発した。これは市場に多く出回る椰子や大豆専用の機械を他の種子からの抽出作業に用いることは不適切であったためである。
今日、Brasmazon社は10種の植物油脂を年間350トン生産しており、パラ、アマゾナス、ロンドニア、アクレの186集落から油脂を買い付けている。輸出先は56カ国にのぼり、フランスのYvesRocher社をはじめとする有名ブランドにも商品を供給している。事業が軌道に乗り出した1999年には、石鹸、保湿剤を生産する新事業をはじめた。マックスは「Brasmazon社を始めて以来、常に供給を保ち続けており、価格を調整したことは一度もない」と誇らしげに語っている。26の部署をもつこの会社は、長期にわたる投資から利益を生むにはおよばないが、アマゾン産油脂の製造では唯一の産業と呼べる規模をもち、年間R$2百万を動かす市場の主導権を握っている。
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