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                   Vol.079 
発行日:2002年06月05日 
今週のニュースは...

【1】バジル芳香がpau-rosaを救う 
【2】エレクトロノルチ社、インディオに土地を譲らされる 
【3】ガイアナにピラルク管理計画を広める

【1】バジル芳香がpau-rosaを救う (5月22日 ‘O Estado de S.Paulo)

ニルソン・マイア氏はピザに使用されるハーブを香料に変換し、アマゾン川流域に生存する植物種の絶滅脅威から守る任務を受けている。マイア氏は主にイタリア料理に使われるバジルが、シャネル5番などの有名香水の構成に使われるベースオイルLinalolを生産し、商業上開発が出来る事を証明した。マリリンモンローのお気に入りの香りはアマゾンの荒廃の歴史である。絶滅脅威の種であるPau-rosaは現在香水産業において唯一のLinalolの資源である。

バジルは、コリアンダー、オレンジ、月桂樹、シナモン、カモミール、ラベンダーの中で一番高いLinalolの品質をもっているわけではない。pau-rosa 油の86%と比べるとバジルはわずか30%の油により構成されているが、栽培に一番簡単であるため、これにとって代わるものとなると考えられている。

同氏は今Linalolのレベルを上げる栽培をするにあたる最高の状況と、油を香水産業の必要性によりよく応じさせる研究をしている。生粋の油であるCO2超重大エキス(CO2 supercritical extraction)を産出するに必要な技術が現在ブラジルには手に入らないため、研究員達はアメリカの会社との提携を交渉中である。1999年に始まりR$4,500を費やす研究は国際科学技術開発会議から投資を受けており、この研究は8月に開催されるカナダ科学園芸協会の26回大会で発表される4つの研究の一つである。

Pau-rosaは現在、何十年もの搾取の後、極度に珍しくなり、その油は加工後、海外に売られ、大金持ち市場とさせた。原産国(ブラジル)が種の搾取から何も得ていないのにもかかわらず。

【2】エレクトロノルチ社、インディオに土地を譲らされる           ( 5月20日  O Estado de S.Paulo)

 ガビオンダモンターニャ族はツクルイダム建設の間に彼等の土地を失い、現在ライバル部族の保留地に住んでいる。―判決は、エレクトロノルチ社に対し、ツクルイ水力発電所の建設時に失った領土と同様のものを同族に供給することを言い渡した。70人の原住民がトカンチンス、ボンジーザスにあるマイマリア国有領地に20年前移動させられ、彼等はライバルであるガビオン下位群と生活した。“我々はマイマリアに好んで生活しているためその決定はとても重要だ。会合を開きどこに行きたいかを決める意向だ。森林地区を候補に考えている。”と首長パイアレ氏は語る。

ISA(社会環境団体)から援助を受けながら、彼等は1989年にトカンチンス川の土手に位置していた土地を失った事に対して賠償を得る為に法的処置にでた。ISAの法律家、アンドレ・リマ氏はFUNAI(国立インディオ財団)の影響下における自治体がブラジル憲法とインディアン法令に違反する彼等の土地を売るという、違法の契約に署名したと語った。

これが、1984年における法律厳守の契約に関する裁決に対するインディアンの2回目の控訴となる。

【3】ガイアナにピラルク管理計画を広める                 (5月20日 Instituto  de Desenvolvimento Sustentavel Mamiraua

ピラルクはブラジルのアマゾンやガイアナのエセキボ河で見られる巨大魚である。その魚は体長3m、重さは200キログラムにもなる。ピラルク釣りはガイアナではここ30年間禁止されているが、違法捕獲によって、北フピヌニ地域のエセキボ河のピラルクはかなり減少した。

2001年3月、レアンドロ・カステロ氏のチームによる査定によれば、150の湖で体長1m以上のピラルク425尾を見つけた。この数は他で調査された同様の研究と比べて、非常に少ないとされ、ピラルク管理計画を緊急に進める必要性があると報告している。今年の4月、マミラウアで進められ成功したモデル計画、に基づいた第一期管理計画が実施された。地元の漁師はフィッシング委員会を創設し、捕獲可能なピラルク数を決定するために、年毎にピラルクの数を数える任務を果たす意向である。捕獲可能条件は最小1,6m、漁獲季節(12月から2月)を設けたことにより、ピラルクの数が今後3年以内に、50%増えることを期待している。

《アマゾン豆知識》

我々が「アマゾン」と呼んでいる地域。実はブラジル・ペルー・ボリビア・コロンビア・ベネズエラ・エクアドル・ガイアナ・スリナム・仏領ギアナの9カ国にまたがる地域をさすものである。その66%をブラジルが占めることから、「ブラジル=アマゾン」という発想の構図ができている。
〜ベレンの街から〜

 熱帯雨林地域に属するベレン。概ね12〜5月までを雨季、6月〜11月を乾季と呼んでいるが、ちょうどこの時期は挟間の時期にあたる。一体何を基準に雨季と乾季を分けているのだろうと思っていたら、『乾季が近づくにつれ、雨の降る時間帯は遅くなるのだよ』と教えてもらった。確かに、4月には決まって13時〜14時頃に降っていた雨が、次第に15時〜16時、17時〜18時へと移っている。私達が日本の四季を空模様や花や虫の鳴き声から感じるように、ベレンの人は雨の降る時間帯から季節を感じとっている。それだけ、雨が非常に身近な街である。ここでは、日本のように、傘によって空が埋め尽くされるようなことはない。軒下などで、ただ雨がおさまるのを焦ることなく待っている。自然に逆らうことなどしないのだ。それはちょっと贅沢な時間だと思いませんか?

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